八木良太

高次からの眺め

2011 10.30 - 2011 11.19

無人島プロダクションでは、八木良太 個展「高次からの眺め」を開催いたします。

八木良太は、昨年5月から、 ACC(Asian Cultural Council)の招聘により半年間N.Y.で滞在制作を行い、帰国後も国内外で精力的に活動しています。
最近では東京都現代美術館で開催された「MOTアニュアル」参加や、ブダペストでのグループ展、現在開催中の「ヨコハマトリエンナーレ2011」や「世界陶磁ビエンナーレ2011」といった国際展へ参加など海外からも注目を集めています。本展は帰国後初めての国内での個展となります。

本展では、「点の連続」「同じリズム/反復」によって新しい視点を獲得しようという、八木の思考方法を展開します。新作は、“高次(高次元)の物体は、空間の中に現れて消える”という思考のもと、一時的あるいは部分的に見える形を抽象化した、本展タイトルでもある作品「高次からの眺め」や、空間に浮かぶいくつもの球体が規則的な音を立てて運動するインスタレーション「無重力の雨」、CDの記録層を用いた平面作品や、時間・水など「止めることができないもの/流れ」を視覚化した作品を展示します。

タイトルにある『高次』とは3次元以上のことを指しています。八木の思考によりみえてくる高次からの景色をぜひご覧いただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。