メキシコシティの路地の一角。その界隈に住む人たちを招いて、ティーパーティを開き、パーティーの後で彼／彼女らに提案をした。「テーブルを動かして、この道を塞ごう」

車が来たら、テーブルをどかす。車が通り過ぎたら、再度、道を塞ぐ。この動作を繰り返して、パブリックとプライベートの関係を可視化しようと試みる。まるで磁界の可視化だ。磁界それ自体は不可視であり、磁石の作用によってのみ、可視化される。ここでの二つのティーテーブルは、同極の磁石同士が反発し合うように、パブリックの振る舞い（ここでは、この道を通る車）に作用される。