End of Home (1997)
木版画(パネル、和紙、墨)、ジェッソ、水性ペンキ
53.4 x 74.4 cm
木版画(パネル、和紙、墨)、ジェッソ、水性ペンキ
53.4 x 74.4 cm
1997年に制作し、初個展で発表した16点組み木版画〈存在の同じ家〉のうちの二点に、黒ペンキとジェッソでドローイングした作品。オリジナルの〈存在の同じ家〉は、新聞の折込みチラシに見た、幸福の象徴のようなモデルハウスの写真を、あえて真
逆の不吉な予感の漂う黒い木版画にし、嘲笑するような作品で、この〈 End of Home 〉では、不吉さをさらに強調しようと気持ち悪く上書きした。 (A) はウイルス 黒丸 に汚染された家で、 (B) は家庭崩壊の末、ドロドロに溶解した家の姿である。