Distance
Distance
Distance (2024)
ビデオ
10分2秒

自粛期間から花火大会再開までの過程で変化した人と人の距離感と花火を鑑賞する群衆の姿を記録した映像作品。前作《Bubble》(2021)の続編として位置付けられる。
コロナ禍に提唱された「新しい日常」で、人々は物理的な距離を保つ必要性を強く感じる一方、同時に精神的なつながりを求めるという、通常とは逆転した状況が生まれた。
前作≪Bubble≫が発表された展覧会「touch」(2021)は、緊急事態宣言下で日常の手触りが希薄になった状況に対しつけられたタイトルだったが、本作は、物理的接触と精神的なつながりに焦点を当て、「contact」(2024)とつけられた展覧会にて発表。
コロナが5類に移行して1年が経った「元のような日常」で、自分たちのいる世界との距離感がどのように変わっていくのだろうか。