大日本防空戦士・ 2670 (2009)
木版画( パネル、和紙、墨)
182 x 360 cm

日中戦争、太平洋戦争をとおして国民の義務として啓蒙された「民防空」は、空襲の際には民間人が爆弾に立ち向かい住まいや町を死守しろという荒唐無稽な命令である。この作品では軍部の中枢であった東京・六本木を舞台に、非力な少女達が「民防空」を忠実に実行する姿を空想を交え表現している。