この作品は、小泉が幼少期に見た奇妙な夢を出発点に、日常に潜む文化の暴力を扱った作品として2016年8月15日に東京で行われた反天皇制のデモを舞台に、撮影されました。出演者が語る小泉の夢の物語と、ナショナリズムに潜在する暴力やヒロイズムへの陶酔が交錯する現実の情景が何層にも重なり合った本作は、音楽と演技がクライマックスへ向かうにしたがい盛り上がり、夢とも現実ともつかない、虚実入り乱れた圧倒的な異空間に鑑賞者を誘います。


展示歴
2019 「百代の過客」ART BASE 百島、広島
2018 「第 9 回アジアパシフィックトリエンナーレ」クイーンズランド州立近代美術館、ブリスペン、オーストラリア
2017 「第 6 回アジアンアートビエンナーレ」国立台湾美術館、台中、台湾
2017 個展「帝国は今日も歌う」ヴァカント、東京
2016 個展「帝国は今日も歌う」デ・ハレン・ハールレム、ハールレム、オランダ

パブリックコレクション
クイーンズランド州立近代美術館、ブリスペン、オーストラリア
デ・ハレン・ハールレム、ハールレム、オランダ
国立台湾美術館、台中、台湾