噫!怒涛の閉塞艦 (2012)
木版画( パネル、和紙、墨)
181 x 418 cm
木版画( パネル、和紙、墨)
181 x 418 cm
原子力発電における「安全神話」への疑問を描いた作品。
度重なる大小の事故の隠ぺい、そして事故を真摯に検証するではなく、ひたすら「安全性」のアピールに金と力を注いだ、この国の、未来の安全性を軽視した姿勢と拙速な建設が招いた福島第一原発事故という悲劇。
「明治三陸大海嘯には《風俗画報》というリアルな史料が、広島の原爆には丸木夫妻の《原爆の図》があるように、記録画は【忘却】の【防波堤】である」という風間が描いた、広島、長崎、ビキニ、福島の核と原子力にまつわるクロニクル。
東京都現代美術館蔵